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「クラインの壷」/岡嶋二人
*ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることになった青年、上杉。アルバイト雑誌を見てやって来た少女、高石梨紗とともに、謎につつまれた研究所でゲーマーとなって仮想現実の世界へ入り込むことになった。ところが、二人がゲームだと信じていたそのシステムの実態は…。現実が歪み虚構が交錯する恐怖。*
2005/3/15 講談社文庫(上の画像は講談社文庫のものではありません)
Aamazon'sおすすめ度:★★★★☆
rare'sおすすめ度:★★★★ ※☆=0.5点
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ちょっと(かなり?)読書のカテをリニューアルしてみました!ちょったぁ見やすくなりましたかねぇ??
「クラインの壷」は本屋で見つけて面白そうだったんで今日買ったんですが読みやすくてもう読み終わってしまいました。
ゲームの中に入り込んじゃうっていうストーリーは結構ありがちですがやっぱりおもしろくて夢中で読んじゃいました。
*↓こっから下ネタバレです!読んでくれる方はドラッグで反転させてください*
途中でわき上がるイプシロンって本当は何物!?本当はK2ってなんのために作られたの?登場人物の中で誰が味方で誰が敵なの??っていう疑問を早く解決したくてどんどんページが進みます!途中までは絶対★×5!!って思ってたんです。
…がやっぱしオチはこんなもんかぁ、、、ってかんじでした。こん位なら結構想像ついたかなぁ。。。っていうのが率直な感想。
しかも現実の世界がどっちだかは読者の皆様の想像にお任せします・・・みたいな感じにも納得いかないです。そういうあやふやなオチが好きな方もいっぱいいると思うんですがrare的には”逃げ”に思えちゃうんです。森博嗣の「そして二人だけになった」みたいな気持ち悪いんかんじが残ります。
・・・っというわけでオチはいまいちだったわけですがとてもドキドキできてエンターテイメント性ばっちしの話でしたぁ!