最悪
本屋をぶらぶらしてて目にとまりました。
この前読んだ「虚貌」で長編ミステリーがおもしろかったので今回も長めのミステリーに挑戦してみました。
内容はこんなかんじ…
>不況にあえぐ鉄工所社長の川谷は、近隣との軋轢や、取引先の無理な頼みに頭を抱えていた。銀行員のみどりは、家庭の問題やセクハラに悩んでいた。和也は、トルエンを巡ってヤクザに弱みを握られた。無縁だった三人の人生が交差した時、運命は加速度をつけて転がり始める。比類なき犯罪小説、待望の文庫化。
これを読んでてっきり3人がどこかで出会って犯罪を犯して大成功する・・・
というのがメインの話かと思ってました。だからスカッとするのかなぁ☆と期待してたのです!
でもはっきりいってこの話はへこみます。相当!
三人が最悪な状況になっていくまでのストーリーが全体の4/5描かれていくのです。
特にへこむのが鉄工所社長の川谷の場面。
rareの家も自営業で貧乏だから余計気持ちが入ってったんですがマジへこみします。
もう読みたくなくなります。でも最後まで読まなきゃ最悪の状態のままで気持ちがモヤモヤして胸くそ悪いんでがんばろう!と読み進んでいけます。(スゴイ本だなぁ)
結末はまぁ3人が出遭いなんとか最後の最後でハッピーエンド!?
みたいな感じにはなります。
…がなんとも疲れる小説でした。。今度はもっと気楽なの読みたいわっ><